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Date:  Mon, 8 Aug 2005 14:40:59 +0900
From:  スローソサエティ協会 <slowoffice@memenet.or.jp>
Subject:  [slowmail:0008] 星野道夫という存在
To:  スローメール <slowmail@mg.memenet.or.jp>
Message-Id:  <FFE5E8FD-07CE-11DA-B985-000393B2E028@memenet.or.jp>
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■■      スローソサエティ協会 メールマガジン     ■■
■■        第5号  05年8月8日発行       ■■
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1.スローなコメットーク

 長男の小六国語の教科書に、星野道夫さんの森についての写真と文章が載っ
ていました。子どもに星野道夫という人物についてもっと知らせたくて、手元
の『ナヌークの贈りもの』や、国松俊英さんの『星野道夫物語』を買って渡し
ました。
 あらためて読んでみると、星野道夫という人は、写真家というよりアラスカ
の風景や自然、動物、そして先住民に惹かれて、たまたまカメラという道具を
つうじて、それらの世界に同化したいと願った人であったように感じました。

『星野道夫物語』に「日本に帰ってくると目が痛くなってくる。耳も痛くなっ
てくる」というエピソードがあります。アラスカに比べると、あまりにたくさ
んのモノと音とがあふれているからです。
 言葉と道具と火とを手に入れた人間は、自然の循環から離れていくことを
<進歩>と名づけて、いつのまにか自然界の食物連鎖の外にもはみ出していき
ました。
 アラスカの自然に溶け込んだ生活をいとおしんだ星野道夫は、カムチャッカ
半島のクリル湖畔でテントに宿泊中、一頭のヒグマに連れ去られてその生涯を
閉じました。
 それは9年前の今日、8月8日の明け方でした。


2.スローインフォメーション(イベント、参加募集、お知らせを掲載します)

●小学校等で、「菜の花プロジェクト」に取り組みませんか!
 スローソサエティ協会1年間の取り組みをまとめた小冊子が完成!

 昨年10月から、菜の花プロジェクトに取り組んでいます。この7月、搾油
まで取り組みをすすめ、一連のプロセスを体験しました。その経験を兵庫県立
大学環境人間学部フィールドワークIIの学生さんの協力を得て、小冊子にまと
めました。
 菜の花プロジェクトは、9〜10月に種をまき、春には黄色く美しい菜の花
畑を楽しみ、初夏に収穫〜搾油を行います。また、廃油から燃料(BDF)を
作ってディーゼルエンジンを動かしたり、石けんを作ったりします。資源の有
効活用と地球温暖化防止といった環境教育には最適の教材です。
 当協会は、この小冊子を菜の花プロジェクトに関心のある小学校には無償で
配布いたします。プロジェクト実施に際しての側面的支援も行います。ご関心
のある方には、冊子+CDセットを500円(実費と送料)で提供します。ま
た、ホームページからPDFファイルをダウンロードできるよう、準備中です。
 ご関心のある方は8月末日までに事務局( slowoffice@memenet.or.jp )ま
でお問い合わせ下さい。


3.スロー見聞録(スローな人、スローな仕事など目と耳で集めた情報です)

●地元産の赤松で作った割り箸を使おう! 〜 スローイベントに向けて

 私たちが何気なく使っている割り箸。その9割は中国産の白樺やポプラの仲
間(アスペン)です。国産は吉野杉を使った高級割り箸ががありますが、シェ
アは減っています。もともとは姫路もふくめ、日本各地で作られていた割り箸
が中国産にとって代わられたのは、価格(製造にかかる人件費)が圧倒的に安
いからです。
 姫路で10年ほど前まで割り箸を製造していた株式会社山田の山田一郎さん
によると、中国東北部の山林では原木となる白樺やポプラ類が切られたものの
植林されないまま放置され、山がどんどん裸になっているそうです。何とか植
林をすすめたいとのことでした。
 スローソサエティ協会は、昨年の台風23号で姫路周辺の杉林が軒並み倒れ、
放置されている現状を何とかできないかと思っていました。被害を招いた理由
には、地元の林業経営が困難な現状があります。中国の山だけでなく、地元の
山林も荒れているのです。

 そこで、姫路で1軒だけ残る割り箸工場の協力を得て、地元産の赤松を使っ
た割り箸を10月に姫路で開催される、(社)日本青年会議所全国大会で使う
計画をすすめています。箸袋に趣旨と協賛企業の広告を入れます。使った割り
箸は回収し、炭として再利用するというものです。
 この「スローイベント」の取り組みに、広告出稿をはじめ皆様のご協力を
お願います。ご関心のある方は、事務局( slowoffice@memenet.or.jp )まで
お問い合わせ下さい。


4.「たたたた4兄弟」は行く(米谷家4人のこども達についてのエッセー)

 ちかごろ長男の拓哉(たくや・小6)と囲碁を打ち始めました。夜遅く、ニ
ギリだとかコウだとかアゲハマと言ったことばが飛び交うようになりました。
 きっかけは『ヒカルの碁』。これを読み出してから「パパ、碁盤と碁石、
持っとったなあ」と言い出しました。20数年前、中学のころ碁を打ちたい
と思って買った折りたたみの碁盤と碁石ですが、それを引っ張りだして使い
始めました。
 ロータリークラブでそんな話しをしていると、案外碁好きの方はいるよう
で、「将棋は人間が考えた最高のゲーム、碁は神が考えた最高のゲーム」とか
「将棋は戦術、囲碁は戦略」「碁盤は宇宙」などとうんちくを聞かせていた
だいています。

 でも、いちばんなるほどと思ったのは「将棋や囲碁は安上がりやで。盤と
駒か石だけ投資したらあとはここ(アタマ)だけやからな」。
 いまの子どもたちのゲームをみていると、はやりのカードゲームはじめ、
次から次へとどうも消費社会の先兵に仕立て上げられているような気がして
なりません。その点、囲碁は「スローゲーム」と言っていいようですね。


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