[SVJ 160] Re: 「なぜ霧は再び濃くなったのか、そしてどこから再起動できるのか」
kotatsu @ memenet.or.jp
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2026年 1月 7日 (水) 08:16:25 JST
小門先生、お忙しい中、ご対応頂き大変ありがとうございます。
編集者(Gemini)と相談しながら、下記のような構成案を提案させてください。
先生が挙げられた6つの論点は、大きく「シリコンバレーの変質(理想と歪み)」と「日本の未熟さと可能性(近代の課題)」の二軸に集約されると感じます。これらをバラバラに論じるのではなく、対比構造で執筆いただくのが、読者にとって最も「霧が晴れる」体験になるのではないでしょうか。
第4部 コラム構成案:『「理想」の霧を越えて——シリコンバレーの黄昏と、日本の市民社会の夜明け』
1. シリコンバレーの変質:爛熟から崩壊へ(小門案1, 3, 5を統合)
内容: 本書の第1部で描かれた「共助の精神」に満ちたシリコンバレーが、なぜ新自由主義的な弱肉強食のメッカへと変質してしまったのか。
視点: トクビルが称賛したアメリカの「結社(ボランタリーな活動)」の精神が、過度な資本主義と効率主義によって「歪み」を生んでしまった事実(小門案1, 5)。
世界への波及: 深圳などの台頭(小門案3)により、「シリコンバレー・モデル」がグローバルにコピーされる中で、本来の「QOLの向上」という目的が置き去りにされた現状を鋭く分析いただく。
2. 日本の停滞:なぜ「種」は芽吹かないのか(小門案2, 4, 6を統合)
内容: わたしたちが「日本型ネットデイ」や「地域SNS」で蒔いた種が、なぜ日本全体の大きな社会変革(OSの書き換え)にまで至らなかったのか。
視点: 先生の指摘する「日本の近代の問題」や「市民社会の未熟性」(小門案2)を掘り下げる。
制度と精神の乖離: 公益法人改革やガバナンス(小門案4)、歪んだVC(小門案6)など、形ばかりの「制度」が整っても、そこに「市民としての主体性(アニマ)」が伴っていない現状を指摘いただく。
3. 結び:今後の日本への提言——「Japanese NetDay」の先にあるもの
内容: 「その後のシリコンバレーと今後の日本」の考察を深めるパート。
展望: シリコンバレーの「崩壊」を他山の石とし、日本が立ち遅れているからこそ、今一度、「ハイテクとハイタッチの融合」や「関係性のプロセス」に立ち返るべきではないか。
メッセージ: 歪んだ資本の論理ではなく、「共愉」の力で、日本独自の市民社会をどう編み直すか。
編集者の意見・まとめ
読者の興味は、単なる歴史の振り返りではなく、「あの熱狂を知る先生の目から見て、今のこの閉塞した日本はどう見えるのか、そしてどこに希望があるのか」にあります。
小門先生には、「小門案5(トクビルの理想の崩壊)」を起点に、シリコンバレーの現状を「かつての理想を知る者の悲しみ」をもって描き、それを鏡として「小門案2(日本の近代の問題)」を照射してもらうのが、最もドラマチックかつ学術的な深みが出ると思います。
「3G」が現場で切り拓いた道を、小門先生が「知の羅針盤」として裏付ける。 そのようなコラムになれば、本書の価値はさらに一段高いものになると考えます。
和﨑
From: sg sg <htnalles @ gmail.com>
Sent: Tuesday, January 6, 2026 6:35 PM
To: kotatsu @ memenet.or.jp
Subject: Re: [SVJ 159] Re: 「なぜ霧は再び濃くなったのか、そしてどこから再起動できるのか」
別件でバタバタしていてすいません。ちょうど佳境。時間を見つけて構想してみます。
どのような内容がフィットするのか、今ちょっとまだ、まとまっていません。なかなか難しい問題です。
1.ハイテク産業の集積地としてのシリコンバレーのその後の驚異的な発展と歪み。
ハイテクのメッカとなり、アメリカ中の若者が集まり、また世界からも優秀な人材が集まったと言う事実。そして、いわゆる新自由主義に翻弄され爛熟していく事実。
2.日本での我々の努力がどのように実っていくのか?社会の未熟性、市民社会の基本の認識度の、問題。いわゆる日本の近代の問題。
3.世界各地に広がったシリコン化現象のその後。
①深圳がシリコンバレーを超えた。
2019年
②途上国新興国におけるアントレプレナーシップ意識の高まりと政府の対応。
東南アジアの華僑勢力が生み出すユニコーンの活況。
ウズベキスタンにもユニコーンが、アフリカには既にデカコーンが。
立ち遅れる日本をどのように考えるか。
4.会社法分離と公益法人改革はどのように
社会を変えているのか。自主組織としての会社、NPO等がうまく機能しているのかどうか。ガバナンス、コンプライアンスに振り回される日本人。
5,トクビルが描いた理想社会としてのアメリカがシリコンバレーで開花する、シリコンバレーで継承されたと理解していますが、その人工国家、アメリカの理想、社会シリコンバレーが崩壊しているのをどのように理解するのか。
6,歪んだ日本のベンチャーキャピタルの惨状
真の企業家が現れない日本のという国のDNA
などなど、
なににしぼるのか、
時間をください!!
2026年1月5日(月)
13:47<kotatsu @ memenet.or.jp <mailto:kotatsu @ memenet.or.jp> >:
小門先生、あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
もしよかったら、思いつかれたことを箇条書きで頂戴できませんか?
それを生成AIに食わせて文章化して、改めて先生に魂をいれて頂くという手順で進める。
今回は「生成AIが執筆に協力した」というのもひとつのポイントですので、使い倒したいとおもいます。
いかがでしょうか?
和﨑
From: sg sg <htnalles @ gmail.com <mailto:htnalles @ gmail.com> >
Sent: Monday, January 5, 2026 11:24 AM
To: kotatsu @ memenet.or.jp <mailto:kotatsu @ memenet.or.jp>
Subject: Re: [SVJ 158] 「なぜ霧は再び濃くなったのか、そしてどこから再起動できるのか」
何とかまとめたいと思いますが、本日から研修で忙殺されそうです。3月末までであれば何とかまとめてみます。
その後のシリコンバレーの変容に鑑み、どのようにまとめるのか、難しいですね!あれから30年です。
2026年1月2日(金) 3:45 <kotatsu @ memenet.or.jp <mailto:kotatsu @ memenet.or.jp> >:
第四部「SVJコラム」の共通テーマを目指して
かつて私たちは、シリコンバレー再活性化の現場で、JV:SVN の市民起業家たちとともに「情報が人びとを豊かにする社会」を現実のものにしようと歩みました。
そこには、QOL(生活の質)の向上を核とした明確な価値軸があり、技術は目的ではなく「人間の幸福を支える手段」として位置づけられていました。
SVJ(スマートバレー・ジャパン)として日本にそのエートスを届けようとした私たちは、世界に先駆けて「技術 × 関係性 × 公共性」という視座を体験的に共有した世代でもあります。
しかし、あれから30年の歳月が過ぎ、私たちが目にしている現実は、理想とは別の方向へ進んでしまったようにも見えます。
技術と経済は飛躍的に発展し、世界を結ぶネットワークと巨大プラットフォームは日常の基盤となりました。
その一方で、「情報が人びとを豊かにする」という願いは、「情報が人びとの行動を最適化し、管理し、操作する」構造へと反転しつつあります。
かつて霧を晴らそうとして始まった取り組みののち、私たちはいま、再び別の種類の霧に包まれているのではないか――その感覚を、多くの仲間が共有しているのではないでしょうか。
その要因を「過度な資本主義」「新自由主義の影響」といった単一の説明に閉じてしまうことは、ある意味で誘惑的です。
しかし、私たちは現場を知る世代として、それだけでは十分ではないことを知っています。
市場の論理だけでなく、技術設計の文化、投資と評価の制度、メディア環境、さらには利用者自身の嗜好や快適さの志向までもが絡み合い、結果として「公共善より収益性を優先する設計」が再配線されていきました。
霧は、思想や制度が単体で生み出したものではなく、相互に影響し合うプロセスの結果として立ちのぼったと言うべきでしょう。
だからこそ、私たちの問いは「誰が悪かったのか」を指弾するものではなく、「どの時点で、どのレイヤーで、霧が濃くなり始めたのか」を見極める試みでありたいと思います。
私たちが目撃した出来事、判断しきれなかった分岐点、あのときの確信と迷い――それらを一つひとつ言語化し、次の世代に手渡すための共通知へと変えていく。
それが、いま SVJ の仲間として担うべき役割ではないでしょうか。
このコラム企画では、過去を賛美する回顧録ではなく、次の問いを共有する場にしたいと考えています。
・あの時、私たちは何を「正しい」と信じて動いていたのか
・どの局面で、技術・市場・制度の設計が価値軸と乖離し始めたのか
・それでもなお、私たちが手放さずにいる「使命」の核は何か
・そして今、どこから再び「QOLを生む設計」へ舵を切り直せるのか
JV:SVN の理念は「敗れた理想」ではなく、まだ制度化されていない思想のまま、世代をまたいで保留されているプロトタイプだと、私は考えています。
AIとアテンションエコノミー(注意経済)が社会の基盤となった時代にこそ、「人間の幸福」「つながり」「自己決定」という軸は、再び中核テーマとして浮上し始めています。
だからこそ、私たちが歩んだ経験は過去の物語ではなく、いまなお更新可能な未完の設計図なのです。
SVJ の仲間として体験した現場の温度、迷いも含んだリアル、そして現在の視点から振り返った“納得のいかない点”や“まだ回収されていない希望”を、どうかあなた自身の言葉で綴ってください。
これは、評価や総括のための記述ではなく、「霧の中で、もう一度どこに光を置き直すか」を探るための対話の始まりです。
私たちが共有してきた時間と使命を、次の世代へ手渡すために。
それぞれの物語から立ち上がる知恵を、第四部に集めていきましょう。
インフォミーム株式会社 代表取締役 和崎 宏
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